経営倫理士を目指す > 第19期「経営倫理士」取得講座 > 2015年5月12日実施講義
第1回目後半の部では、桐村晋次講師(日本産業カウンセリング学会名誉会長、前・神奈川大学特別招聘教授)が、「経営価値四原理システムの目的と効果」というテーマで講義を行った。
桐村講師は、経営倫理実践研究センター(BERC)創立者である故・水谷雅一氏の著書『経営倫理学のすすめ』を用い、水谷氏が提唱した「経営価値四原理システム」(企業活動を効率性・競争性・人間性・社会性の四原理で捉える学説)について解説。戦後、日本が経済復興と成長のために最優先してきた効率性、競争性の原理は限界を迎え、成熟化社会における企業は、旧来の利益第一主義ではなく、人間性や社会性も重視する経営が求められるように変化。新しい経営価値の創造には、効率性、競争性、人間性、社会性をバランスよく実施することが望ましいと語った。
経営価値四原理システムの社内実施には、@トップの経営理念の確立と企業行動憲章の制定と公布A倫理遵守チェック機関の設置―などに加え、桐村講師はB人事部門との連帯―が非常に重要であると力説。経営倫理部門と、人事部門が連帯することで組合が生まれ、議論が生まれる。その情報交換が自社の問題点(残業時間や、有休休暇の消化状況など)を把握させ、組織の健康度調査に繋がるのだという。様々な機会をとらえて、学習会や集団啓発の場をつくり、積極的に人的ネットワークを活用して欲しいとアドバイスした。

2015年05月14日配信