昨今の連続する企業不祥事をきっかけとして、我が国企業の経営倫理を問う声が内外で増大しています。これに対応して、多くの企業で経営倫理やCSR問題に取り組む姿勢が次第に強化されてきました。この対応強化の動きをいっそう強めることが緊急課題となっています。
しかし、いま企業が経営倫理の実現を具体的に進める上で、充分な知識やノウハウが確立されていないのが現状です。他方、企業には多くの重要な危機管理テーマがあり、経営倫理の確立と実践がビジネス・インフラ形成上の絶対必要条件でもあります。この課題解決に資するべく設けられたのが、「経営倫理士」取得講座です。
本講座は1997年にスタートし、第19期(2015年度)までに562名の「経営倫理士」を輩出しています。約半年間の講座のなかには、座学、グループワーク、ミニシンポジウム(全員参加型の集中討議)などを盛り込んでおり、経営倫理実践の推進的役割を担う人材の育成を目指しています。
ACBEEでは年に一度、大型シンポジウムを開催しております。シンポジウムでは、第一線で活躍される様々な分野の専門家をお招きし、その時々で注目される論点について議論を交わします。
2016年、ACBEEが20周年を迎えることを記念し、発足以来初となる関西シンポジウムを2015年10月20日(火)、関西大学 高槻ミューズキャンパス(大阪・高槻市)で開催します。テーマは「『女性活躍』を生かす組織力―『推進法』施行を目前、問われるCSRマネジメント」。女性活躍をテーマに活動している企業の中心メンバーをはじめ、専門アドバイザーやジャーナリストらによる集中討議が特色となっています。
日本経営倫理士協会では、活動の一環として、2013年夏に「ACBEE戦略セミナー」を開設。「より専門的なCSR、コンプライアンス教育、実践ノウハウを身につけたい」というご意見に応えた、総合専門講座群となります。
特色は、①経営倫理士講座より、さらにレベルアップ②それぞれの業界やジャンルごとに、CSRやコンプライアンスなど専門的テーマに取り組む③短期集中型で理論・実践を身につける④グループワークなど受講生参加型―など。
年間、1〜3本程度のテーマの異なる講座を企画する予定です。
経営倫理士の多くは、現在それぞれの組織で経営倫理・CSR等のスペシャリストとして活躍中ですが、「BEC(Business Ethics Consultant)人材バンク」の開設により、まだ経営倫理士を配置できていない企業・団体においても、経営倫理士による指導、アドバイスを直接受けていただけることとなりました。
たとえば、セミナー講師の要請のほか、CSR報告書の作成やヘルプラインの開設指導、あるいはリスクマネジメント体制の構築アドバイスなど、経営倫理活動の推進に関する各種ニーズにお応えします。
経営倫理活動を推進していくには、最新の動向に注目し、時代の潮流を掴む必要があります。日刊紙や雑誌、TVニュースなどマスメディアを見るだけでは経営倫理の動向を把握することは難しく、断片的になりがちです。経営倫理関連情報は継続的、専門的、広域的に入手する必要があります。
ACBEEでは、紙媒体の専門情報紙『経営倫理フォーラム』や各活動の報告書などを発行しております。一方、ACBEEのWEBサイトでは、関連情報の速報性、専門性を重点として情報発信しております。
当WEBサイトでは、経営倫理士を中心とした閲覧者・ユーザー参加型の運営を心がけているのも特色のひとつです。