経営倫理士を目指す > 第19期「経営倫理士」取得講座 > 2015年7月21日実施講義
第6回講義は7月21日、名取はにわ講師(日本BPW連合会理事長、元・内閣府男女共同参画局長)が「ダイバーシティ経営と女性活躍」というテーマで講義を行った。
企業でのダイバーシティが進み、女性の就業率が男性並みに上昇すれば、労働力人口の増加、埋もれている優秀な人材の確保、多様性から生まれる新たな財・サービスなど、日本のGDP上昇が期待できる。
しかし現実問題として、女性の社会進出はまだ十分とは言えない。2014年の世界経済フォーラムで発表された「世界ジェンダーギャップ指数」では、日本は142カ国中104位と、かなり低い水準であった。また、女性の経済進出が進んだとしても、就業先での参加格差、賃金格差、昇進格差などの問題がある。さらに、日本の女性の労働力率を年齢階級別にみると、子育て期に当たる30歳代前半で低下する現象「M字カーブ問題」についても言及。この問題の背景には、男性の子育ては女性の仕事という考えが根強くある。
ダイバーシティを実現するうえでは、ワーク・ライフ・バランスと、ポジティブ・アクションの2つが不可欠。ワーク・ライフ・バランスでは、仕事と子育てを両立できるための支援制度、男性への育児休業の給付などを考慮すべき。ポジティブ・アクションの具体例としては、クオータ制、プラス・ファクター方式、ゴール・アンド・タイムテーブル方式、基盤整備を推進する方式などを紹介。ぜひ自社の男女共同参画に役立てて欲しい、とアドバイスした。

2015年07月24日配信