横浜美術館で「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」が開かれている。会期は、2013年9月16日まで。
ロシアの首都・モスクワの中心部に位置する同館。エルミタージュ美術館とともに世界屈指の美術館と評価が高い。その名だたるコレクションから、珠玉の作品群が来日した。
今回出展された主な作品は、印象派ルノワールの最高の肖像画と評される「ジャンヌ・サマリーの肖像」、新古典主義を代表するアングルの「聖杯の前の聖母」、甘美なロココ芸術を体現したブーシェによる「ユピテルとカリスト」など。さらに、20世紀では、アンリ・ルソーの、ローランサンがアポリネールと並んで描かれた「詩人に霊感を与えるミューズ」など、名作が並ぶ。
今回出展されているのは、皇帝、貴族他、画家の評価が定まる以前に購入した大富豪ら5人のコレクターによって集められた名作など。同館の松永真太郎・主任学芸員は、「人物表現を隠れテーマとして見てみることも、より楽しく鑑賞するコツのひとつ。個人コレクター、描いた画家、描かれた存在、ロシアにもたらした人にも想像を膨らませてみるのもよいと思う。当時のロシアとフランスの文化関係をうかがうことができる」と話している。
ゴッホ、ゴーギャンらも一級の作品が展示されている。
会期:2013年9月16日まで(休館日:木曜日)
観覧料:一般1,500円(学割有り)
| フランソワ・ブーシェ「ユピテルとカリスト」1744年 |
2013年08月28日 配信