経営倫理士を目指す > 第17期「経営倫理士」取得講座 > 2013年9月17日実施講義
第10回後半の部では、服部彰講師(公認会計士、日本経営倫理学会監事)が「公認会計士の業務と倫理」というテーマで講義を行った。
服部講師は、講義の冒頭で、公認会計士の業務について解説。公認会計士の仕事は大きく分けて、@保証業務(監査など)、A税務、Bコンサルテーションの3つに分類することができるという。また、公認会計士の基本機能は「公正な会計の担保」である点を強調した。
続いて、会計不祥事の特徴を説明。粉飾・不正経理の動機として、経営者の地位確保、節税、買収価額のつり上げ、利益の移転といったケースが多いと指摘した。
一方、監査人(監査法人、公認会計士)の失敗例についても解説。監査人が善意のケースとして、@不十分な監査(監査人の能力・経験不足など)、A十分な監査だが不正行為者が巧妙に隠ぺい、B監査の限界(強制捜査権を持たない、経営者不正には対応しきれないなど)を挙げた。また、監査人が悪意に基づき会社との共謀するケース、さらには監査を不適切に妥協してしまうケースなどがあるという。
服部講師は他にも、会計監査と経営者の倫理、公認会計士の倫理規則などについて説明。講義の最後には、「なぜ企業不祥事がなくならないのか」という点について、公認会計士の立場から解説を行った。
2013年09月18日配信