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国土交通省は2013年3月、中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故を踏まえ、インフラ老朽化対策に関する工程表をまとめた。これを受けて首都高速道路株式会社は、トンネル内の設備について、落下の危険がないかなどの点検に加え、騒音を抑えるための「遮音壁」や、「案内標識」などの点検も行うことを決めた。
首都高速道路株式会社は、当初、トンネル内の設備点検を今年3月中で終了する予定だった。だが、笹子トンネル事故を受け、部品のゆるみや傷みを調べる必要があると判断。トンネル内の設備点検に続いて、高架橋に取り付けられた遮音壁や、一般道路に設置してある高速入り口に誘導する案内標識などについても、点検を行うことを決めた。
当初の計画では今後3年間で、延べ184キロに及ぶ遮音壁や、一般道路の案内標識約1300カ所を順次点検する予定だった。だが、急きょ計画を前倒しして、急ピッチで点検を進めることに変更。今年4月から来年度1年間で、一気に首都高速道路の点検を終了させる。
今回の点検では、目視などのチェックに加え、ハンマーでたたき、音を聞き分けることでボルトがゆるんでいないか判断する「打音検査」も行う。問題がみつかれば、すぐに交換・補修を行う。
首都高速道路株式会社は、「高架橋の設備は、仮にボルト1本でも落下すれば、車や歩行者に当たり大事故につながる恐れがある。対策を急ぐことで安全確保を図りたい」としている。
2013年04月03日配信