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企業・組織の経営倫理を推進する人材を育成・支援するNPO法人

トップページ > 経営倫理士とは > 経営倫理士講座アーカイブ > 20期:2016年9月13日実施講義(前半)

<第9回講義:古谷由紀講師>
 これからの企業と消費者の関係を考える
 ――これまでのCS、CSR、リスクマネジメントを見直し、本質的な取り組みへ

■「消費者志向経営」促進の取り組みを

企業と消費者との関係を語る古谷講師

 2000年以降、賞味期限偽装やメニュー偽装表示など、食品をめぐる消費者問題が数多く起こっている。 国民生活センターによる国民生活動向調査では、多くの消費者が被害を受けながらも、 企業への被害の申し出が、ほんの一部であることが分かる、とした。 企業は自社に寄せられた苦情だけでなく、消費者には実際にどれだけの不満があるのか、 改めて自社の問題点を見つめ直す必要があると述べた。  

また、企業と消費者では、商品に関する「情報量」が全く異なる。 企業は、消費者を単に購入者として捉えるのではなく、経済社会でどのような状況・立場に置かれているのか? という事を考えることによって、自ずと企業の取るべき対応策が見えてくる、とした。 さらに、企業の取り組みとしての「お客さま第一」は非常に抽象的。具体策がなければ、 その責任を果たせないのではないか?と問題提起した。

さまざまな事例から「消費者志向」経営の重要性を新たにする受講生

 消費者の信頼確保へ向けて、企業はどのように考え、どう取り組むべきか?  従来のCSRやコンプライアンスへの形式的な取り組みで問題点を指摘し「消費者志向」経営の重要性を改めて強調した。  自社の取り組みをよく理解し、考え方の方向性を見極め、消費者参画(委員会の設置、ダイアログ、 消費団体との関係づくり)などを設け、消費者の信頼確保を得る工夫が必要であると語った。


2016年11月30日配信

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