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・本ページでは、第20期「経営倫理士」取得講座の講義概要をご覧いただけます。
・第20期「経営倫理士」取得講座の全体像をご覧になりたい方は、第20期「経営倫理士」取得講座ページをご参照ください。
・「経営倫理士」取得講座の全体像は、「経営倫理士」とはページをご覧ください。
・講義概要は、開催日ごとにお示しをしております。1日につき1〜2テーマを集中的に学ぶため、経営倫理の要所を効果的・効率的に会得することが可能です。
・講師名の★印は、第19期から新たに講義を担当することを示します。
・本ページの講義概要のほか、各回終了後には、講義をまとめた記事と動画(3分程度)を配信予定です。過年度に実施した講義の記事・動画については、講座アーカイブページをご覧ください。
テーマ | ①今、なぜ経営倫理なのか ―経営価値四原理システムの目的 |
講師 | 桐村晋次 |
講師所属等 | 人材育成学会理事、日本産業カウンセリング学会特別顧問、元法政大学大学院経営学研究科教授 |
講義概要 | 経営倫理の総論をふまえた上で、経営倫理実践研究センター(BERC)創立者である故・水谷雅一氏が提唱した「経営価値四原理システム」について解説。企業活動において重要な四原理、「効率性」「競争性」「人間性」「社会性」について学ぶ。また、経営価値四原理システムを自社で実践するためのノウハウについても説明。 |
テーマ | ②経営倫理と法務 |
講師 | 浜辺陽一郎 |
講師所属等 | 青山学院大学法務研究科(法科大学院)教授、弁護士法人早稲田大学リーガル・クリニック弁護士 |
講義概要 | 経営倫理と法務との関係について解説する。具体的には、経営倫理の要請から、コンプライアンスとCSRが求められていること、そこで求められているコンプライアンスとは何か、企業倫理遵守の必要性、コンプライアンス推進と内部統制システムの関係、会社法、公益通報者保護法や独禁法の影響、経営倫理を推進するための論理と説得のポイント(トップから一般従業員まで、その経営環境の変化をいかに認識させるか)、コンプライアンス経営の技法と内部統制のあり方など、コンプライアンス経営の基本的な考え方について講義する。 |
テーマ | ③経営倫理とマネジメント |
講師 | 池田耕一 |
講師所属等 | 立命館大学大学院経営管理研究科客員教授、経営倫理実践研究センター上席研究員、日本経営倫理士協会理事、社会と企業研究所所長 |
講義概要 | 急速なグローバル化のなか、経営倫理は組織マネジメントにおいて動的かつ多面的に展開しつつある。現代のマネジメントに必須のものとなった経営倫理に深く関係するコンプライアンス、内部統制、リスクマネジメントについて、企業事例を交えながら理論と実践の両面で構造的に把握する。 |
テーマ | ④経営倫理と情報セキュリティ(グループワーク講座) |
講師 | 髙野一彦 |
講師所属等 | 関西大学社会安全学部・大学院社会安全研究科副学部長・教授、博士(法学)、日本経営倫理学会理事、経営倫理実践研究センター上席研究員、日本経営倫理士協会理事 |
講義概要 | 現在わが国の企業で発生する「情報セキュリティインシデント」諸課題をとり上げる。「情報」の利活用と保護に関する法制度を解説するとともに、ケース・メソッドによりディスカッションをとおして、合理的な経営判断の基準やコンプライアンス体制を探求する。 |
テーマ | ⑤企業不正と検察 |
講師 | 若狭勝 |
講師所属等 | 衆議院議員、弁護士、前・東京地検公安部長、元・東京地検特捜部副部長 |
講義概要 | 企業不祥事は5つの価値観(①公正 ②透明性 ③説明責任 ④情報公開 ⑤情報管理)の何れかに反する行為と説く。しかしこれら価値観は時代を背景に「動く」もの。事例を挙げて、組織の存続維持を図る「リスク管理と危機管理」のあり方(管理術・対応術)、組織独自のコンプライアンスへつなげる。 |
テーマ | ⑥ダイバーシティ経営と女性活躍 |
講師 | 名取はにわ |
講師所属等 | NPO法人日本BPW連合会理事長、元・内閣府男女共同参画局長 |
講義概要 | 男女共同参画社会基本法及び最近の男女共同参画政策、さらに、ダイバーシティ(多様性)マネジメントの観点から女性の社会への参画、活躍を考察する。ジェンダー・ギャップ・指数が低位の日本において、女性が活躍するためには、①ワーク・ライフ・バランス ②女性の能力開発(ポジティブ・アクションを含む)が必要。企業戦略に止まらない「女性のエンパワーメント」へアプローチする。 |
テーマ | ⑦経営倫理とCSR |
講師 | 小山嚴也 |
講師所属等 | 関東学院大学副学長・経済学部教授、経営倫理実践研究センター上席研究員、日本経営倫理学会理事 |
講義概要 | CSR(企業の社会的責任)について平易に解説するとともに、事例を用いて、CSRの遂行に際して気を付けるべき点などについて考察する。ISO26000のみを取り上げるわけではない。 |
テーマ | ⑧ハラスメント防止対策の取り組み |
講師 | 岡田康子 |
講師所属等 | 株式会社クオレ・シー・キューブ代表取締役 |
講義概要 | IT化や雇用形態の変化で働く人の意識が多様化し、そこで生まれる様々なストレスがパワハラを誘発する要因にもなっている。今、企業にとってパワハラ対策は重要課題となってきた。最新のパワハラ問題と企業の対策事例について紹介する。 |
テーマ | ⑨これからの企業と消費者の関係を考える |
講師 | 古谷由紀子 |
講師所属等 | サステナビリティ消費者会議代表、経営倫理実践研究センターフェロー |
講義概要 | 企業は消費者に対し、CS、CSR、リスクマネジメントなどに取り組んでいるが、それらは効果的に行われているだろうか。さまざまな事例を参考に、企業と消費者との関係を本質から問い直し、今後の取り組みを考える。 |
テーマ | ⑩経営倫理と会計学 |
講師 | 大田博樹★ |
講師所属等 | 東京交通短期大学教授、博士(経営学)、日本経営倫理士協会理事、経営倫理実践研究センター主任研究員 |
講義概要 | 不正会計の発生メカニズムについて事例を交えて明らかにするとともに、不正会計のリスクを低減させるための手法について会計学の視点を中心に考察する。 |
テーマ | ⑪経営倫理とCSV |
講師 | 水尾順一★ |
講師所属等 | 駿河台大学経済経営学部教授・同大学総合政策研究科教授、日本経営倫理学会副会長、経営倫理実践研究センター首席研究員、(株)アデランス社外取締役、(株)西武ホールディングス企業倫理委員会社外委員 |
講義概要 | CSRとCSVについて両者の考え方を明確にしたい。「普遍的価値」のCSRと、今話題のCSVについて、株式会社明治のカカオ豆プロジェクトや、ヤクルトレディーの活動、スターバックスの産地支援など、実際に現地取材をした事例なども含めて具体的に述べる。 |
テーマ | ⑫経営倫理の教育・研修(グループワーク講座) |
講師 | 村松邦子 |
講師所属等 | 株式会社ウェルネス・システム研究所代表取締役、日本経営倫理士協会理事、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)理事 |
講義概要 | 企業・組織のコンプライアンス推進のためには、①経営陣の言行一致 ②対話ができる風土 ③他部門との連帯による統合的な教育・研修プログラムが必要。倫理教育における課題、問題解決法について共有。ディスカッションしながら、効果的な教育・研修のあり方を受講生と一緒に考える。 |
テーマ | ⑬屋外視察研修「東京ガス株式会社 扇島LNG基地」 |
講師 | ― |
講師所属等 | ― |
講義概要 | 東京ガス・扇島LNG基地は、世界一規模の液化天然ガス(LNG)貯蔵タンクを有し、首都圏の都市ガス製造・供給をコントロールする拠点。同タンクの安全性を図る取り組みや、周囲の景観を損なわないための工夫などを視察する。 |
テーマ | ⑭ミニシンポジウム「企業不祥事にどう向き合うか」 |
講師 | <ファシリテータ>髙野一彦、山中裕 |
講師所属等 | (髙野講師)※第4回の欄をご参照ください。
(山中講師)日本経営倫理士協会総合企画委員 |
講義概要 | 全員参加型の集中討議。受講者は必ず1回は発言する。ACBEEムック版『年間企業不祥事動向(ワースト10)経営倫理士100人アンケート』(2010〜14年のまとめ)を参考に。 |
テーマ | ⑮経営倫理士講座の総括 |
講師 | 千賀瑛一 |
講師所属等 | 日本経営倫理士協会専務理事、経済ジャーナリスト、日本記者クラブ会員 |
講義概要 | 「経営倫理士」の役割は企業・組織の「総合リスクマネージャー」である。身の回りに起きる種々のリスク・危機管理テーマを、総合的にマネジメントし、経営倫理実践の推進的役割を担う人材として連携してほしい。 |