本文へスキップ

企業・組織の経営倫理を推進する人材を育成・支援するNPO法人

トップページ > 経営倫理フォーラム > 経営倫理 寸感…寸言… > 2018年01月26日配信記事

<経営倫寸感…寸言…⑦
重要な「サーバント リーダーシップ」
21期経営倫理士特集

執筆:株式会社ローソン 事業サポート本部 環境・社会共生
鈴木 暁子(経営倫理士)

私は、株式会社ローソンで、CSR(Corporate Social Responsibility)の仕事を担当しています。第21期経営倫理士取得講座で全15コマ(18テーマ)を受講し、コンプライアンスやリスク管理から、CSR、ダイバーシティなどの多様な経営課題について知識を吸収することができました。

■印象に残った水尾順一先生の解説
 特に印象に残っている内容は、水尾順一先生(日本経営倫理学会副会長)の「サーバント リーダーシップ」についてです。私が取得講座全体を通して最も考えさせられたことであり、経営倫理が浸透するために重要なポイントでもあると感じました。
 不祥事の原因の多くは、「旧態依然とした支配型リーダーシップの蔓延(まんえん)」と、それに伴う「活発なコミュニケーションの不足」にあるのではないかと考えます。リーダーが全てを決めて命令・指示し、メンバーを思い通りに動かしていたら、メンバーは“待ち” “受け身”の姿勢になり、状況に応じて自ら考え、そして行動する能力が養われることは残念ながらありません。そうなってしまうと自らの意見さえ持たなくなり、押さえつけられた中では活発なコミュニケーションも生まれないのです。
 そこで必要なことこそ、「サーバント リーダーシップ」です。「リーダーのために部下がいる」のではなく、「部下を支えるためにリーダーが存在する」ということがサーバント リーダーシップの概念で、まさに“全員経営”と言えるのではないでしょうか。会社が自分のために何をしてくれるのかではなく、自分が会社のために何ができるのかを常に考え、そして行動するということにもつながります。一人ひとりが責任を持って自発的な行動に移すことで、自然とお互いの意見を出し合って切磋琢磨(せっさたくま)できるなど、活発なコミュニケーションが生まれて組織が活性化されると思います。思いやりを持ったコミュニケーションによって、風通しの良い職場環境であれば、不祥事の芽は摘まれ、問題は起こらずに済むだけでなく、問題が頻発することもないと言えるのではないでしょうか。

■21期生の皆さんとの出会いを大切に…
 講師の先生方やACBEEのスタッフの皆さん、そして21期の35名の皆さんとの出会いを大切に、今後も引き続き情報交換などをしながら、経営倫理士として一歩ずつ進んでいきたいと思います。


2018年01月26日配信


前の記事へ 記事一覧へ戻る