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企業・組織の経営倫理を推進する人材を育成・支援するNPO法人

トップページ > 経営倫理フォーラム > 経営倫理 寸感…寸言… > 2018年01月20日配信記事

<経営倫寸感…寸言…⑥
経営倫理の役割、しっかり理解
21期経営倫理士特集

執筆:(株)西原ネオ 管理統括部長
伊藤 弘美(経営倫理士)

私の現勤務先である(株)西原ネオは、食品工場はじめホテルやサービスエリアなど、さまざまな施設から排出される汚水を浄化する設備の設計、施工、保守、維持管理を主たる事業とする社員数約190名の非上場企業です。コンプライアンスやCSR関連の専任部署はなく、私は同社で総務・人事・経理といった管理部門を統括する職責を担っております。

■受講のきっかけは、トップの勧め
 経営倫理士取得講座を受講するきっかけは、経営トップからの勧めでした。個人的には「経営倫理? 他に取り組むべき課題は山積しているのに…」という感情を抱きつつ、渋々受講を開始したというのが正直なところです。参加者は大企業のコンプライアンス系、コーポレートコミュニケーション系、CSR系部門に所属されている方々が多く、やはり場違いなところに来てしまったという印象を持ちました。
 ところが講義が始まると、組織としていかに行動すべきか、いかなる決定が「正しいものか」「善きものか」を判断するツールを提供するのが経営倫理の主な役割、と聞き得心。次にコンプライアンスの狭義と広義に関する枠組み、経営四原理システムとキャロルのCSRピラミッドで視界が晴れ、続くハードローとソフトローの存在はまさに目から鱗(うろこ)でした。コンプライアンス=法令順守という認識しかなかった自分にとっては、初期段階で無知を悟り、その後の講義で理解が深まるにつれ、自身の苦い経験とも重なって自戒の念に駆られた次第です。

■すぐ新企業理念構築に活かせた…
 ここで得た知識や考え方は、どうやって自分なりに咀嚼(そしゃく)し実務に活かすかという迷いもなく、すぐさま懸案であったクレドの再認識、新企業理念構築の取り組みに活かすことができました。自社における価値基準、行動規範といった倫理観を体系化し、企業文化として根付かせることは規模の大小にかかわらず、企業が存在し続けるための必須要件であるという思いに至っております。今後は有志の方々で設立いただいた第21期経営倫理士特別研究会を軸に、情報交換をはじめ同期の皆さまとの親交を深めていきたいと思います。


2018年01月20日配信


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