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ACBEE、東京交通短大で「ビジネス倫理」を担当
経営倫理士13名が企業の社会的責任を軸に多彩な講義

東京交通短期大学(東京都豊島区池袋本町、松岡弘樹学長)で2018年度春学講座「ビジネス倫理」の講義を、日本経営倫理協会(ACBEE)が担当。4月から7月(全15回土曜13:30〜14:50)の期間、ACBEEの経営倫理士13名が講師を務める。2017年度に続き2年目となる。  

■社会人に求められるビジネスの倫理観を身に着ける
 本講義で扱うトピックスは、企業が担う社会的責任を軸に、企業の使命、コンプライアンスの意義、企業不祥事やハラスメントの現状・発生要因、内部監査・リスクマネジメントなどの予防的取り組み、さらには多様な人材活躍など多岐に及ぶ。まもなく社会人となる2学年の若者に有意義な内容となるよう、実社会で発生しているビジネス倫理に関連する事例も解説する。
 東京交通短期大学は、交通産業関連の分野でリーダーシップを発揮する教養ある専門性を持った人材の育成を教育理念としている。ACBEEは次世代人材を含む幅広い人材に対する経営倫理啓発を目指し、教育機関との連携にも努めている。この度、ACBEEが担当する「ビジネス倫理」の講師は、民間企業でコンプライアンスやCSR部門に従事する社会人を中心とした13名の「経営倫理士」有資格者。各々の専門性や経験を生かし、自らが携わった企業事例も紹介する。
 

■佐藤講師が「不祥事の発生と予防の基本的考え」を解説
 本年度は、この春移転したばかりの新校舎での授業となる。第5回となる2018年5月19日(土)の講義は、佐藤直人氏(エイワイファーマ 内部監査室長、ACBEE総合企画委員)が担当した=写真=。テーマは「不祥事の発生と予防の基本的考え方」。
 授業内容は、企業不祥事の定義、発生要因、予防理論、コンプライアンス体制の4部で構成された。初めに、不正、事故、過失などにより起きる企業不祥事について、社会的背景、企業を取り巻く外部環境の変化、企業に期待される社会的・道義的責任を含め、幅広い視点から解説した。

続いて「不正のトライアングル」理論を用いて、不正が看過される客観的環境や、不正が当事者の動機や正当化といった主観的環境の要素が合体した際に発生し得ることを説明した。さらに、予防理論として、ハインリッヒの法則、割れ窓理論、スイスチーズモデルを紹介した。
 授業内容は、企業不祥事の定義、発生要因、予防理論、コンプライアンス体制の4部で構成された。初めに、不正、事故、過失などにより起きる企業不祥事について、社会的背景、企業を取り巻く外部環境の変化、企業に期待される社会的・道義的責任を含め、幅広い視点から解説した。
 最後に、企業が取り組むべき予防体制として、法令遵守体制の構築や、健全な企業風土の醸成の重要性を述べた。企業が予防策を講じるうえで、社内で不正が起こるのは従業員個人の問題ではなく、不正を誘発する組織の仕組み、あるいはそのような状態を放置している企業にこそ問題があると捉えることが重要であると提言した。

今回、受講生は約30名。講義終了後に聴講したACBEE運営者から、「皆、メモを取りながら熱心に聞いてくれていた。特に、鉄道会社の不祥事事例の説明の際は、強い関心を見せていたようであった」との感想が出されていた。

◆東京交通短期大学 1952年(昭和27年)4月に創立。同年は日本の短期大学制度が発足して2年目。建学の精神は「質実剛健」。教育理念は交通産業関連分野でリーダーシップを発揮、教養ある専門性を有する人材の育成。国内で唯一、「運輸科」を持つ短期大学。

2018年06月04日配信

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