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第6弾ACBEE戦略セミナーが10月7日開催
  職場のハラスメントを防ぐ アサーティブなコミュニケーションを学ぶ

講師を務めた今岡まゆみ氏(オフィス今岡)

ACBEE戦略セミナーが2015年10月7日、BERCセミナー室(東京・麹町)で開催された。講師は今岡まゆみ氏(オフィス今岡)、テーマは「新タイプのハラスメント予防・向上セミナー 『コミュニケーション力』こそ個人と組織を守る」。特色はグループワークによる職場コミュニケーションのレベルアップ。

今岡講師は、昨今のハラスメントを取り巻く状況について説明。セクハラによる訴訟、マタハラへの理解不足、ハラスメント関連の労災補償状況などを紹介。また、「指導したつもりがつい怒鳴ってしまった」「部下は言うことを聞くのが当たり前だと思っていた」など、自分の職場での行動・発言について、参加者にも思い当たるふしがないか問いかけ、受講生参加型の講座へ導入。

ハラスメントを予防するためには、①トップのメッセージ発信②職場実態を把握③相談や解決の場を提供する―などの取り組みが必要。ハラスメントが起こる要因として、優位性を背景にしたケースや、強引に自分の意見を主張することなどを指摘。さらに、ハラスメント・リスクは、組織を揺るがしかねない「経営課題」であると主張した。

続いて、当セミナーの主テーマである新タイプのハラスメント予防策=自他尊重(アサーティブ)について講義。人間の自己表現は大きく分けて、①非主張的(ノン・アサーティブ)②攻撃的(アグレッシブ)③アサーティブ(自他尊重)―というタイプがある。アサーティブとは、自分の気持ちを率直に表現しつつ、相手の意見にも耳を傾ける。食い違う場合は、粘り強く共通点を見つける努力をして歩み寄るという自己表現方法。お互いを尊重するコミュニケーションにより、個人と組織への理解が深まることにつながるという。

実際に、アサーティブ(自他尊重)なコミュニケーションが取れるか、受講者同士がグループになり実践

セミナー後半では、参加者が2グループに分かれて、職場におけるハラスメントの事例をディスカッション。どのようにすればアサーティブな伝え方ができるか―などといったモデルの下で、熱心にグループ内討議を続けた。

最後に、まとめとして今岡講師は、アサーティブなコミュニケーションは、意見が言い合えることで、良好な人間関係を構築できる。ぜひ自分の職場環境づくりに活かしてほしい。自分のできるところから実践して欲しいとアドバイスした。参加した受講生からも「コミュニケーション力の向上を図るいい機会だった」などの声が聞かれた。


2015年10月26日配信


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