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トップページ > 経営倫理情報 > ニュースダイナミクス > 2014年10月22日配信記事

ACBEE戦略セミナー2014《シリーズ第四弾》開催
会場に熱気・・・岡田講師による二部構成のセミナー

講師の岡田康子氏はパワハラ問題に取り組む第一人者

 日本経営倫理士協会(ACBEE JAPAN)主催の「ACBEE戦略セミナー2014」シリーズ第四弾が10月15日、関西大学・東京センター(東京都千代田区)で開催された。講師は岡田康子氏(株式会社クオレ・シー・キューブ代表取締役)で、「パワハラで職場崩壊も…『ハラスメントフリーな職場づくり』への取り組み」というテーマで行われた。第一部は基調講演で、「ハラスメントフリーとは何か」といった概念説明や、その実現へ向けた企業の取り組み事例を紹介。第二部は、ケース・スタディを取り入れた形式で進められた。社会問題としてクローズアップされ、いま企業が直面するこの重要テーマに対し、効果的なアドバイスと、すぐに活かせる事例の紹介があるとともに、受講生参加型で身につけやすい内容のセミナーとなった。

■ 原因は、やはりコミュニケーション不足

セミナーには人事、総務、コンプライアンスなどの担当者らが多数参加し、岡田講師の話に熱心に耳を傾けていた

 第一部では、まず、ハラスメントフリーな職場とはどのような職場であるのかを共有した。それは、ハラスメントがないというだけではなく、一人ひとりが自立したうえで、互いに尊重しあい、持てる能力を最大限発揮し活き活きと働いている職場。そして、そういう職場を自らが創るという意志を働く人と組織が持ち、努力を惜しまず取り組み続けている職場である。

 次に、ハラスメントフリーな職場の実現へ向けては、事前予防と相談を受けた時の対応が重要であり、これらについて対策の事例紹介があった。その内容は、「ハラスメントフリーの日」(毎年8月2日)を活用したトップによる宣言やトップ研修の実施、就業規則における防止規定の追加、グループ企業の相談体制強化などである。特に、教育に関しては、役員や幹部に対する継続的な啓発、担当者のハラスメント対策検討会、相談員のスキルアップ、行為者の行動変革プログラム、管理者のハラスメントにならない部下指導方法、一般社員がハラスメントを受けないために必要なことなど、様々な視点から多岐に渡った。その中で、ハラスメントの原因はコミュニケーション不足が主因だが、コミュニケーションそのもののあり方こそが基本であるとの指摘があった。

■ グループディスカッションでは熱心な討議…

第二部のケース・スタディで実施されたグループディスカッションは、参加者同士の情報交換の場にもなるなど、熱の入った討議となった

 第二部では、二つのケース・スタディを行った。テーマは、「相談対応のポイント」と「部下同士のトラブル」。まず、受講者によるグループディスカッションが熱心に行われ、討議結果を発表。その後、岡田講師より要点の解説があり、対応手順とともに、留意ポイントが分かりやすく提供された。受講者にとっては、日ごろ、実際に職場で起きていたり起きる可能性のあるテーマであり、他社における対応方法をはじめ日頃の悩みや成功事例に互いに耳を傾けるなど、非常に有効な時間となった。

 なお、二つ目の「部下同士のトラブル」のケースでは、育児による時短勤務の社員に対するハラスメントが取り上げられたが、これは育児によるものだけではなく介護なども含め、全ての人が自分事として考えなければならないとの問題提起があった。



 同セミナーのシリーズ第三弾は今夏8月21日、海事センタービル(東京都千代田区)で実施。講師に宮本園え氏を迎え、「コンプライアンスの基本はコミュニケーション  あなたの職場の風通しを変える『しつもんコミュニケーション術』」をテーマに開催されている。



※本記事は、ACBEE戦略セミナー《第四弾》に関する報告の概要版になります。詳細版は、ACBEE会員に配付予定の「開催報告」をご覧ください。


2014年10月22日配信


※2014年10月25日追記:ACBEE戦略セミナーのシリーズ表記を、2013年のセミナー発足以来の通算番号方式に変更しております。2013年に実施した「ダイバーシティ経営と障がい者雇用」セミナーを【第一弾】、「医薬・ヘルスケア ビジネスの社会責任」セミナーを【第二弾】、2014年8月に実施した「しつもんコミュニケーション術」セミナーを【第三弾】とし、今回実施した「ハラスメントフリーな職場づくり」セミナーを【第四弾】と表記換えを行いました。あわせて、上記記事のタイトルや本文、またACBEEが今後発行・配信する資料等においても修正を加えております。



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