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トップページ > 経営倫理情報 > ニュースダイナミクス > 2014年2月17日配信記事

東京五輪招致のムードは「輝き」
  姿勢、手の使い方、声の調子など全て関係
    プレゼン・トレーナーのニューマン氏会見

 「お・も・て・な・し」に代表される東京オリンピック招致のプレゼンテーションには、プレゼン専門のトレーナーが関わった。その人、イギリス人のマーティン・ニューマン氏(=写真)が1月に来日、日本記者クラブで記者会見を行った。

 同氏は「パーソナル・インパクト」という独自のプレゼン手法を用い、東京五輪招致のほか、ロシアのソチ・冬季五輪招致のプーチン大統領のプレゼンなども指導。

「招致プレゼンのコーチをして、成功もあれば失敗ある」と明かしたマーティン・ニューマン氏=日本記者クラブで
「招致プレゼンのコーチをして、成功もあれば失敗ある」と明かしたマーティン・ニューマン氏=日本記者クラブで

 2020年の東京五輪招致では「どうやってIOC委員の頭脳と心を捉えるかが課題だった。その方法は簡単。招致活動にどのようなムードをかもし出したいか、3年前、都知事だった石原慎太郎氏に尋ねると、一言『シャイニング(輝き)』と答えた。そこで、各プレゼンターのリハーサルをビデオに撮り、再生して見ながら『あなたは輝いているか』と尋ねればよかった」と同氏。

 続けて「どのように輝かせるか、というところでパーソナル・インパクトの手法が出てくる。姿勢、身振り、顔の表情、手の使い方、目の使い方も関係。声の調子、話す言葉も大切」と説明。

 記者から「最終候補になる前のプレゼンでは、東日本大震災からの復興とスポーツの力という話は抑えていたが、最終プレゼンでは前面に出ていた。なぜか」という質問が出た。それに対し「マドリードのプレゼンではニード(必要)という言葉を繰り返した。経済を立て直すためにオリンピックが必要、と言ったが、オリンピックの目的は国の救済ではない。だから日本は、被災の物語をプレゼンの中心要素にしないと決めた。しかしアピールのために、『必要』とは言わないで、この物語を出すべきと考えた」と答えた。

 さらに「ネガティブな話ではなく、アスリートの佐藤真海さんと被災地の家族との感動的な体験と、被災地でスポーツをして人々にインスピレーションを与えた、というポジティブな物語をした」とも語った。

2014年02月17日配信


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