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高齢者雇用セミナー「生涯現役社会の実現に向けて」が開催
  元内閣府男女共同参画局長の名取はにわ氏が基調講演

 高齢者の雇用を促すために、企業の人事担当者、経営者らを対象とした「高齢者雇用セミナー」が、10月23日、横浜市中区の関内ホールで開催された。およそ130人が参加。神奈川労働局が主催、神奈川新聞社などが後援。

 基調講演を、元内閣府男女共同参画局長で、NPO法人「日本BPW連合会」理事長・名取はにわ氏が担当。「生涯現役社会の実現に向けて」というテーマで講演した。

「生涯現役生活の実現に向けて」のテーマで講演する名取はにわ氏
「生涯現役社会の実現に向けて」のテーマで
講演する名取はにわ氏

 現在、少子高齢化に伴い、生産労働人口の減少が問題となっている。その影響で、年金開始年齢が遅くなること、年金支給額が減少していることなど、日本の人材不足の現状について解説した。

 また、その一方で名取氏は、高齢者の雇用を生み出すことは社会貢献につながると指摘。高齢者雇用を促すことは、企業、高齢者、社会の三方にとって、それぞれ利益を生むことであると強調した。

 続いて、「生涯現役社会に向けた企業の先進事例紹介」として、ジェイ・アール・シー特機(横浜市港北区)顧問の尾崎徹夫氏、社会福祉法人山久会・東林間シニアクラブ(相模原市南区)事務長の阿部彰吾氏が、高齢者雇用の実例を紹介。

 ジェイ・アール・シー特機では、高齢者従業員に対して、「人事評価制度」を導入。そのことにより、高齢者従業員の働きがい・モチベーションが向上したこと、職場が活性化されたことなどを紹介した。

 社会福祉法人山久会・東林間シニアクラブは、高齢者従業員の活用実例を紹介。現在72歳になる従業員の例をあげ仕事内容、勤務形態、給与など、具体的な高齢者雇用の実態について語った。

 セミナーの後半には、「高齢者活用の方策を考える」をテーマとしたパネルディスカッションが行われた。

後半のパネルディスカッションでは、「高齢者活用の方策を考える」について意見交換
後半のパネルディスカッションでは、
「高齢者活用の方策を考える」について意見交換

 ファシリテーターは、加藤勝彦氏(高年齢者雇用アドバイザー/キャリア形成支援コンサルタント)が担当。パネリストに、前段で先進事例紹介を行った、阿部彰吾氏(社会福祉法人山久会・東林間シニアクラブ事務長)、尾崎徹夫氏(ジェイ・アール・シー特機 顧問)の二氏に加え、小林登雄氏(高齢者雇用アドバイザー)、服部吉泰氏(相模原公共職業安定所 雇用指導官)を迎えて、計4人でのディスカッションが行われた。

 パネルディスカッションでは、高齢者を雇う「企業の立場」と、高齢者雇用を促進する「行政的な立場」から、具体的な意見交換が行われ、高齢者雇用が抱える課題を明白にしていった。

 最後に、ファシリテーターである加藤氏は、「高齢者雇用は発展途上、企業には、65歳まで定年を引き上げる制度の導入や、しなやか企業風土づくりなどが必要」と述べた。

2013年11月04日配信


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