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トップページ > 経営倫理情報 > ニュースダイナミクス > 2013年1月7日配信記事

企業の新卒採用基準、「面接」を重視
  一方、採用者の最終学歴別では、「大卒」が94.8%

 経済同友会では2012年11月、『企業の採用と教育に関するアンケート調査』の結果を発表した。企業がどのような人材を求め、どのような基準で採用を行なっているかなど、企業の採用のあり方や、教育に対する考え方等についての調査結果がまとめられた。

 調査は、同会所属企業818社を対象に、2012年9月15日〜10月19日の期間に行われた。有効回答数は255社、回答率31.2%。

 この調査によると、企業が新卒採用の選考で最も重視するものは、学歴ではなく「面接」が圧倒的に重視されていることが分かった。

 所属企業に対し、大卒者の新卒採用選考で重視するもの(上位3つまで選択)は何か?という質問をしたところ、「面接」が1位、「適正検査(SPI等)」が2位、「学校での専攻分野」が3位、「筆記試験」が4位、「学校での成績」が5位、「出身校」が6位という結果が出た。

 また、新卒採用の際に、ビジネスの基本能力、経験、資質等で重視するもの(上位5つまで選択)を尋ねたところ、大卒者で「熱意・意欲」が1位、「行動力・実行力」が2位、「チームワーク力(コミュニケーション能力、協調性等)」が3位、「誠実さ、明るさ、素直さ等の性格」が4位、「課題発見・解決力」が5位となっており、学歴にかかわらず、熱意や、行動力が重視されていることが分かった。さらに、高校卒業者では、特に「チームワーク力」(2位)や「誠実さ、明るさ、素直さなどの性格」(3位)が重視されていることも明らかとなった。

 一方で、直近1年間に「新卒者を採用した」企業89.4%に対して、採用者の最終学歴別の詳細を尋ねたところ、「大学」が94.8%、「高等専門学校」が24.1%、「専修学校」が19.4%、「短期大学」が16.4%という結果が出た。採用選考で重視するものは何か?という質問では、学歴ではなく「熱意」や「行動力」と答えた企業が、実際に採用した人物の最終学歴を見てみると、「大学」が94.8%と圧倒的に多く、他の学歴の新卒者を採用した企業は少なかった。

 経済同友会は、長引く不況の影響による学生の就職難が問題視されている今、企業の実態を定期的に把握し、広く社会に発信していくことが重要であるとしている。

2013年01月07日配信


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