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企業・組織の経営倫理を推進する人材を育成・支援するNPO法人

トップページ > 経営倫理情報 > あの日、あの時…経営倫理士講座 > 2012年12月14日配信記事

講座で私が得たものは「自信と勇気」…
  イオンピープル対象に、行動規範推進活動など担当

イオン株式会社
企業倫理推進チーム
経営倫理士(第14期)李軍さん

 私は日本の音楽や日本語に憧れて99年に来日しました。大学と大学院で経営学を専攻し、卒業後、すぐイオンに入社しました。入社してから2年の売場経験を経て、今所属している企業倫理チームに着任しました。

 着任日、当時の上司から一枚の名刺を頂きました。その名刺には「経営倫理士」という文字が書いてあり、その時は意味が分らなかったですが、私はその文字に大きく惹かれました。しばらくすると、上司から「今年から李さんにも経営倫理士の勉強をしてもらいますよ。」と言われたのが、講座を受けるきっかけとなりました。喜びもつかの間、先輩たちからは「経営倫理士は、数多くのレポートを提出し、試験や面接をクリアしなければ、10ヶ月間の勉強が全て水の泡になります。」という話をされました。それを聞き、私は内心、「なんとしても、合格するぞ!」と決心し、最初から大きなプレッシャーを抱えながらも講座に参加したことを、今でも鮮明に覚えています。

 実際に講座を受講し始めると、充実した授業内容にとても惹かれました。実際の講義では、内部統制、パワハラ、マスメディア、消費者、女性、労働者、人権などの観点から企業の経営倫理や社会的責任を分りやすく解説して頂きました。毎週各分野のプロフェッショナルの先生からご教授いただくことは、社会人になって以来なかったため、経営倫理士講座に通うことは、まるで大学時代に戻ったかのように、私は毎週火曜日になると目をキラキラ輝かせて通っていました。授業の中で一番印象に残っている先生は、関東学院大学の小山先生でした。先生から、雪印の事例を紹介して頂き、不祥事が発生する際の問題点、問題が発生しやすい状況などを分りやすく解説して頂きました。小山先生の授業から学ばせて頂いたことは、これらの知識に加え、もう一つあります。それは「伝える力」でした。相手に対して何かを伝える時、内容はもちろん大事ですが、自分が相手に何を伝えたいかだけでなく、相手に分かりやすく伝えることも非常に大切なことだと実感しました。私は今でもこの考え方を仕事に活かしています。そのほか、メディア・トレーニング担任の阿部先生の講義も深く印象に残っています。

 経営倫理士取得講座は、これらの専門知識を勉強できる以外に、他企業で同じ仕事に携わっている方々と知り合い、話し合える機会を作って頂いた所もとても貴重な財産となりました。受講していた当時、講座終了後、いつも地下1階の居酒屋で食事をしながら、皆でワイワイ話をしていたことがとても懐かしく思えます。経営倫理士取得講座で知り合った仲間は、私にとって今でもかけがえのない資産であり、14期の皆さんと最高の思い出を作ることができて、本当に良かったです。

 あれから2年が経過しましたが、勉強した知識を現職に活かしながら、日々仕事に励んでおります。私はチームで、中国・アセアンのイオンピープルを対象に、行動規範の推進活動を担当しております。イオンはイオングループ中期経営計画(2011〜2013年度)でグループ共通戦略のひとつにアジアシフトを打ち出しています。これに伴い、グループ社員数の構成も大きく変わり、2020年度には日本人以外の従業員比率が4割を超えると予想しています。増加するグループ社員に対して、変わることのないイオンの基本理念・行動規範の浸透・定着を図っていかなければなりません。

 私は外国人でありながら、イオンの基本理念、大切な価値観や従業員の行動規範を、中国・アセアンのイオンピープルに共有・共感していくことを大変光栄に思い、大きなやりがいを感じています。自分がやっていることは、イオンのブランド価値を高めるためのものだと考えております。

 私は現在、イオンの中国本社において、各階層の行動規範研修、通報窓口の運営、従業員モニタリング、行動規範通信などの推進活動を中国本社独自で運営していくための部署設立を重点的取組みとしています。また、中国・アセアンにある新規企業への行動規範導入活動ももう一つの取組みとなります。私が経営倫理士取得講座で得たことは、基本的知識のみならず、今の分野でさらに前向きに進むための自信と勇気なのです。

2012年12月14日配信


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