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     「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」
     巨匠の7代表作を中心に約70点展示

「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」が国立西洋美術館(東京・上野)で開かれている。巨匠ディエゴ・ベラスケス(1599〜1660)の作品7点を中心に17世紀の優れた作品約70点が展示されている。

ベラスケスの代表作が見どころの『プラド美術館展』の大ポスター=国立西洋美術館前

プラド美術館は、スペイン・マドリードに1819年に設立された。同美術館は、スペイン王室が収集した多様で、幅広い作品がスケールの大きい規模で並ぶ。18世紀以前の古典絵画が中心となっている。同王室の強大な権勢と資金力をバックに、その規模を広げていった世界屈指の王室中心のコレクション。今展では、宗教画で名高いムリーリョ、ヴェネツィア派のティツィアーノ、フランドル派のルーベンスらの作品も出品されている。

特に、ベラスケスとフェリペ4世(1605〜1665、在1621〜65)の関係は、良く知られている。フェリペ4世は大変な芸術愛好家で、3000点以上の絵画をコレクションした。ベラスケスは、宮廷芸術家として彼に仕え、フェリペ4世は、多数の作家を支援するとともに、ヨーロッパを中心に膨大な量の芸術作品を集め、17世紀のスペイン王室コレクションの黄金時代を築き上げた。その作品群が、当時の画家たちに影響し、それぞれの境地を開かせていったとされる。

今回、ベラスケスの作品は、有名な《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》はじめ、《東方三博士の礼拝》《狩猟服姿のフェリペ4世》など7作品が出展された。特徴は、陰影が強いバックの中に、人物が明確に描き出されている点といわれる。王太子バルタサール・カルロスは、フェリペ4世の長男。王太子の肖像画は、後足で立つ馬が躍動的に描かれ、フェリペ4世の後継者として力強く印象付けられている。巨匠の肖像画の代表作が7点も集中して来日しており、過去にない規模だけに、じっくり鑑賞したい。

(陶)

○会 期:5月27日まで開催中
 ○休館日:月曜日
 ○開 館:9:30〜17:30
      *金曜日・土曜日は午後8時まで。入館は閉館の30分前まで
 ○入館料:1600円(学生割引あり、中学生以下無料)
 ○アクセス:JR上野駅下車(公園口)徒歩1分
 問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

2018年03月26日 配信

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