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「モネ展」が東京都美術館で今秋、開催予定
  「印象、日の出」などマルモッタン・モネ美術館所蔵作品、来日

東京都美術館(上野)で今秋開催予定の「モネ展『印象、日の出』から『睡蓮』まで」の記者発表会が、5月21日に日テレホールで行われた。

印象派の巨匠として、「調和のとれた色彩感覚、的確な色価の感性」などと高く評価され、生前から今日まで絶大な人気を誇るクロード・モネ(1840〜1926年)。その10代のカリカチュア(風刺画)から晩年までの画家自身の手によるプライベート・コレクションを収蔵しているのが、パリの高級住宅街、16区にある「マルモッタン・モネ美術館」だ。

今回は、モネの次男が寄贈した同コレクション約150点の中から選りすぐりの約90点が並ぶ。そのうち約7割がモネによる作品。その他、モネが収集した作品や愛用品を展示紹介する。

注目を浴びているのは、同美術館の代表作の一つ、「印象、日の出」。印象派の命名の由来として、歴史的にも広く知られる作品だ。さらに、「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」、「テュイルリー公園」「雪の効果、日没」も公開される予定。これらは同美術館の中核コレクションの作品で、館外に貸し出されることはめったにないという。

モネが、終の棲家に作り上げたジヴェルニーの庭は、モネの作品とも言われ、非常に評価が高い。彼が描く際に情熱を注いだといわれ、今日では、人気の観光スポットにもなっている。この庭園ばかりではない。制作に熱中するエピソードとして「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」について次のような話が残っている。描くにあたって、モネは、一番いい服を着て駅長に面会。許可を取り、汽車を止め、ホームから人を立ち退かせ、モチーフとする蒸気を捉えるために大量の石炭を汽車に詰め込んだという。

モネは、印象派特有のテーマである光の移ろいや大気、水面に映る景色などを生涯、追い続けた。86年の人生で画家にとって致命的とも言える白内障と闘いながら、血のにじむような思いで描いたであろう作品群が展示される。特に、1918年からの橋の連作の第2シリーズは、激しい抽象絵画の源とも呼ばれている。モネが最期まで手放さなかった「睡蓮」シリーズなどのコレクションも楽しみだ。

(陶)

会期:9月19日から12月13日まで。休室日:月曜日、10月13日、11月24日。

観覧料:一1,600円(シルバー割引、学生割引有り)

2015年07月11日 配信

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