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ルネサンスの歴史など楽しめる
  「ボッティチェリとルネサンス〜フィレンツェの富と美」展、開催中

東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで、「ボッティチェリとルネサンス〜フィレンツェの富と美」展が開かれている。

ルネッサンス文化で栄えたフィレンツェを中心に活躍したボッティチェリらの展覧会。当時、道徳に反する商行為で批判されていた高利貸しや金融業者らによる贖罪行為として、盛んに芸術文化支援が行われていた。その時代の寵児、ボッティチェリの作品10数点が中心。精巧に鋳造されたフィオリーノ金貨などの史料も合わせ、約80点でルネサンスの思想や歴史などを解説している。工房作品なども含むが、ボッティチェリ作品がこれだけの規模で展示されるのは、国内史上初という。

ボッティチェリとは、「小さな樽」という意味で、本名はアレッサンドロ・マリアーノ・フィリペーピ。ボッティは、イタリア語で「樽」、チェリは「小さい」という意味。ボッティチェリのお兄さんが樽のように太っていて、その弟だから、「小さい樽」というニックネームで呼ばれていたといわれる。ボッティチェリは、レオナルド・ダヴィンチより7歳年上。

ボッティチェリ最盛期の洗練さを示すとされる「受胎告知」(1481年、ウフィツィ美術館)や、門外不出の傑作「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」(1477〜1480年ごろ、ピアチェンツァ市立博物館、5月6日まで限定公開)など、一連の聖母子像は見応えがある。

メディチ家は最後には、フィレンツェから追放される。この時、神権政治を行った修道士サヴォナローラに、ボッティチェリは傾倒し、硬直した画風に変化したと言われる、虚飾を廃した晩年の作品も展示され、興味深い。

(陶)

会期:6月28日まで。休館日:4月13日、20日。

入館料:一般1,500円(学生割引有り)

サンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」(1481年フィレンツェ、ウフィツィ美術館)展示風景=Bunkamura ザ・ミュージアムで

2015年04月12日 配信

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