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サーカスの人も動物も、生き生きと描く
  「マルク・シャガール―版画の奇跡
    無限大の色彩」展が目黒区美術館で開催中

 東京・目黒区美術館で「マルク・シャガール―版画の奇跡 無限大の色彩」展が開催されている。

 シャガールは、ロシア生まれの20世紀を代表するフランスの画家。ユダヤ系であり、ナチスの批判と迫害から逃れるために一時期、アメリカに亡命した。

 シャガール作品等が収められたリーヴル・ダルテイストは、特に海外で評価が高いという。今回は、愛書家に人気の限定豪華本「サーカス」と「ダフニスとクロエ」のリトグラフと挿画本「死せる魂」の銅版画など、5シリーズ(5件)約200点が出品されている。

 「サーカス」(全38点)は、1927年画商アンブロワーズ・ヴォラールの提案で豪華本として着手された。サーカス文化の伝統あるロシアとフランスで暮らしたシャガールにとっては、馴染み深く郷愁を誘う魅力的なテーマだった。シャガールのユダヤ系の思想が反映され、動物も人も同等に扱われ、生き生きと描かれている。シャガール独自の絵画言語がちりばめられた象徴的な作品といわれる。

 「ダフニスとクロエ」(全42点)は、「20世紀で最も美しい本」とも称されるリトグラフによる豪華本。

 「死せる魂」(全96点)のエッチングは、ロシアの文豪・ゴーゴリ作品の挿画本。シャガールの初期版画の傑作。彼が若い頃に、版画大国ドイツで学んだ銅版画技術が反映されている。

 会期:6月8日まで。休館日:月曜日。
 観覧料:一般600円(シルバー割引、学生割引有り)

(陶)

シャガール作「サーカス」の展示風景=目黒区美術館で

2014年05月21日 配信


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