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出光美術館で「江戸の狩野派―優美への革新」開催中

 狩野派は、室町時代に始まり、御用絵師として、桃山・江戸時代を通じて幕末・明治期にいたるまで、約400年の長い歴史がある。中でも、歴代狩野家の3巨匠と言われるのが、元信(1477?〜1559)、永徳(1543〜90)、探幽(1602〜74)の3絵師。今回の展示では、探幽が創始した江戸狩野に焦点を当てている。特に探幽を中心に尚信、安信、益信、常信といった江戸狩野草創期の絵師たちも紹介している。

 元信は、流祖正信(1434〜1530)を継いだ2代目当主。戦国時代に、狩野派としての強い基盤を築いたとされる。その孫・永徳の様式は、画面枠を突き抜けるかのような大胆な「大画方式」と称される豪快なもの。探幽は、この永徳の孫にあたる。探幽の作品は、厳選されたモチーフと大きな余白が特色。表現上、余白の意味は、重要な一要素。

 今回の展示では、探幽によるやまと絵のコーナーや当時は珍しかった写生画も飾られている。写生と言えば、それを重視したことで円山応挙(1733〜1795)が知られているが、それよりも1世紀ばかり先んじているという。

 最終章では、京狩野派と江戸狩野派の比較もあり、狩野派の気品を感じられる展示となっている。

 会期:2013年12月15日まで(休館日:月曜日)
 入館料:一般1000円(学割有り)

(陶)

2013年12月02日配信


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