本文へスキップ

企業・組織の経営倫理を推進する人材を育成・支援するNPO法人

トップページ > 経営倫理フォーラム > AROUND経営倫理

AROUND経営倫理

本コーナーでは、経営倫理に関する寸言を取り上げています。社内文書の起案作成時に参考にしてください。

水谷寸言集

ACBEE創設に貢献した故・水谷雅一先生の著作(『経営倫理学のすすめ』丸善ライブラリー)などを参考に、経営倫理にまつわる寸言を月替わりでお届けします。

寸言一 配信
 リーダーには「人間」についての充分な理解を持つことが求められるため、いわゆるヒューマンリレーションズ(Human Relations)の思想とそれにもとづく管理をベースに部下の人間管理のあり方を勉強して人間の管理を実践することは、リーダーにとって大切なことであるが、いわゆるEQ(情・感的能力)の求めている能力である人格的知性は、まさにリーダーの具備すべきものを示していると思われる。
2017年9月
 リーダーの基本的な資格要件として、@部下を通じて仕事をすること、A人間についての理解を充分に持つことが挙げられるが、いずれも集団構成員の人間的な協力・協働が必要だからである。まさに組織を生かすも殺すもリーダー次第であり、それこそ集団誘因性をプラスにもマイナスにもすることができるのがリーダーだと見てよいだろう。
2017年8月
 わが国企業の場合は欧米に比べて集団主義経営が一つの特徴であるだけに、特にこれからの経営倫理の実現のために、社員一人一人の個人倫理の確立と実践を求めながらも、同時にその組織上の限界を積極的に認めて、どうしても組織倫理の確立と実践を進めなければならない。
2017年7月
 株式の大衆化を通じて、受託者である経営専門家には経営管理のプロセスを問わず、その結果を重視するという株主が支配的となる。業績結果だけを株主から強く問われる経営専門家たちは、任された以上、手段・方法を問わず、いかにして儲けを多くするかに狂奔しがちとなるのは言うまでもない。
2017年6月
 効率性原理や経営経済性を重視するあまり、社員個々人の業務活動の実態が疲労の極限に達しているか、その可能性が大である場合でも、社員個人の健康状態を黙視したり軽視したりする管理サイドがもたらす悲劇が「過労死」事件なのである。
2017年5月
 働き過ぎのために死に至るという例は、少なくとも欧米先進諸国では見られない現象である。 確実に言えることは、個人が組織のために死に追い込まれるという“組織のための個人犠牲”であるという事実が最も大きな問題である。
2017年4月
 実は過労死が社員個人の悲劇であるだけではなく、会社の人材―― しかも往々にして勤勉で有能な人材――を突然失ってしまうという企業のダメージもあることに留意すべきである。 近視眼的な効率重視が、結局は中・長期的に見て会社の効率をダウンさせることにもなりかねない。
2017年3月
 社会や人間を企業の経済的行為のために手段として使うという発想だけではなく、 企業が人間(人類)や社会の中で存在し、その中でこそ経済的行為を進めることができる存在だとする考え方 をとることが、経営の公共性を認めることなのである。
2017年2月
 企業の“効率性”や“競争性”はきわめて有用であり、必要ではあるが、 経理倫理学はこれらのみに偏った考え方と行動によって企業経営を進めることに伴う人間や社会にもたらす弊害を改め、 さらには、それらの発展を促進しようとする考え方にすぎないことが、誤解なく認識されることこそ望ましいと言えよう。
2017年1月
 企業の中にあっても、企業の外にあっても、結局は「人間らしさ」の追求が、 人間性原理はもとより社会性原理の実現の共通の目標だと言えよう。
 この新しい二つの原理の考え方が経営倫理に適っている理由は、倫理の哲学的根拠が『共感』思想であって、 自己中心の考え方の否定だからである。
2016年12月
“人間らしさ”の実現の中には、人権の尊重や人類福祉への貢献などはもとより、 過酷な職場環境の改善、身分・性・人種などによる差別待遇の廃止、会社生活における“やる気”の充足から “ゆとり”と“豊かさ”の実感などがその内容として求められている。
2016年11月
これからの新しい経営のあり方は旧来からの効率性と競争性中心の経営から、 人間性も社会性も重視する経営に価値原理を転換すべきだとするものである。
2016年10月
経営倫理の考え方は、企業経営における反人間的・反社会的行動を排除し、 また、できるだけ人間的・社会的行動を促進することを目指した価値観であるから、旧来からの 「効率性原理」と「競争性原理」の二原理中心のみで経営システムを構築・運用することを否定するものである。
2016年9月
新しい脱工業化社会は、工業化社会の生んだ反人間的・反社会的行為を容赦なく批判し、 その歪みの是正に向かう社会だということができよう。経営倫理はそうした成熟化社会なるがゆえにこそ、 強化されなければならない流れとなることは明らかである。
2016年8月
反人間的・反社会的な企業行動の結果が、結局は余分な経費や賠償金や罰金などの支払いを招き、 またときには、利益の減少となり、企業に大きな損失を与える。
2016年7月
時代の大きな変化に適応して企業経営の価値観を転換する必要のために、 経営倫理学が成立したとも言えよう。
2016年6月
そもそも企業の目的にまで遡った企業の存在意義や企業経営の価値を もう一度問い直してみることが必要なのではないか。
2016年5月
経営倫理が世界の商売往来の通行証になる時代が来ても、 いつでも準備OKな状態をわが国企業が実現し得る努力を早急に始めておかねばならない時代に 来ていると言えよう
2016年4月
企業が社会との関係の中で活動するからには、 社会との関係を良好に保つことが不可欠である
2016年3月
元来、社会的存在であるはずの企業は社会に迷惑をかけず、 また、社会のためになることを市民社会は期待している
2016年2月
これからの企業経営は、人間と社会も重視しながら利益の追求を進める経営倫理が必要である
2016年1月
企業の社会的責任論は経営倫理論と同根である
2015年12月
積極的な利益増や成長促進という側面から経営倫理の不可欠性を考えることが大切である
2015年11月
人間とは、自らの行動に関する“価値づけ”を求めながら生きている存在である
2015年10月
経営倫理学における重要なものの一つに「自己制御」(セルフ・コントロール)がある。
2015年9月
人間の自己制御心こそ、現代の自由主義経済体制の一層の推進にとって、きわめて重要な必須因子である。
2015年8月
経営倫理は、通常の企業を中心とする周辺社会への責任のみでなく、地球問題を含めたより広く包括的なものと理解される。
2015年7月
儲けるためにはむしろ経営倫理を積極的に定着させよう。
2015年6月
企業は社会の中に生き、活かされている存在であるという原点の認識が重要である。
2015年5月
「社徳」のある企業とは、まさに「社会」と「人間」という観点からみて、好ましい行動のとれる企業を意味する。
2015年4月
企業優先主義の旧来型価値観から企業の社会的存在主義という新しい価値観へ変換が必要である。
2015年3月
人間的・社会的な企業行動を「企業価値の保全」という考えでは、従来の枠を突破できない。
2015年2月
一般に経営倫理は、社会責任を包摂したコンセプトとして把握することができる。
2015年1月
社会に対して、企業活動の結果が迷惑を及ぼしたり、損害を与えたりすることを慎まねばならない。
2014年12月
自由の増大は責任の増大を伴う。
2014年11月
企業は社会に対していわば唯我独尊であってはならず、社会とともに生きるものでなければならない。
2014年10月
「企業組織の究極の目的」=「組織の統一的価値判断」が組織構成員全員に明確であることが求められる。
2014年9月
社会との良好な関係とは、まず、企業が社会に対して迷惑をかけたり、社会を無視したりする行動をとらないことである。
2014年8月
利益を確保しながら、人間や社会を重視する経営こそが経営倫理に適う企業であり、これからはそういう企業経営が求められている。
2014年7月
企業も社会の中の一存在であって、企業は社会の中で生き、活かされている存在である。
2014年6月
「経営」と「倫理」を複合した「経営倫理」は、一見自己矛盾とみえるが、実は今日ほど強く求められる時代はない。
2014年5月
「経営倫理」という概念は、「企業倫理」という概念を包摂し、より広くあらゆる組織体の経営における倫理である。
2014年4月